BLOG

佐々木千津子3回忌のつどいー強制不妊手術という人権侵害を「忘れてほしゅうない」

2015/08/23

  8月23日に西区地域福祉センターにて、『佐々木千津子3回忌のつどい―強制不妊手術という人権侵害を「忘れてほしゅうない」』が開催されました。会場には、佐々木さんが乗っていた車いすや、写真などの遺品、佐々木さんが着ていたカラフルな服で作られたメモリアルキルトが飾られました。
 つどいが始まり、まずは強制不妊手術の不当性を訴えるDVD「忘れてほしゅうない」の上映です。DVDには、佐々木さんがどういった経緯、想いを持って不妊手術を受けさせられたか、真実究明のためにどんなことをしてきたのかなどが映像に残されていました。会場からは「久しぶりに佐々木さんの顔を見れて懐かしかった」などの声も上がりました。
 

 次に、「優生手術に対する謝罪を求める会」の利光恵子さんよる、強制不妊手術に関する講演です。
 日本では優生保護法の下、「不良な子孫の出生を防止する」ため、本人の同意によらない手術が行われてきました。佐々木さんの場合では、その優生保護法でさえも認めていない方法(コバルト照射)によって生殖機能をなくし、その後遺症に苦しんできました。法律が改正された今でも、障害のある女性が婦人科系の病気にかかると、医療側から安易に子宮や卵巣摘出を持ちかけられるという話を聞くそうです。最近の動向としては、宮城県の飯塚淳子さん(仮名)が自分が受けた強制不妊手術は不当なものだったとして人権救済の申し立てをされたそうで、この問題についての検証や国に対して謝罪や補償を求めるといった動きが活発になっています。
   最後に利光さんは「障害のあるなしに関わらず生み育てることができる社会、あるいは将来があろうとなかろうと生まれてくる命をみんなで歓待できるような環境、子どもを生まない・生めない女たちに対する差別のない社会をつくるためにも強制不妊手術の問題にしかるべき対応を求め続けていきたい」と仰っていました。この問題を風化させないよう、佐々木さんの想いを引き継ぎ、決して忘れないようにしなければならないと思います。